Berryさんのオヤジ自慢。
12月
1日
2006
オヤジの自慢します。
Berryさんのオヤジはガソリンスタンドを経営してます。
ガソリンスタンドには色々な理由で働きに来る従業員が
今までにも沢山居ました。
お店が後楽園に近いせいか、
ボクシング、またはキックボクシングのプロの方で、
ランキングが低い為にそれだけで食べていけないので、
うちで働いてくれた人が1番多いですかねぇ~。
その中の1人に日本ランクの3位まで行った人がいるんですが、
「もう少しでチャンプ!!!」
って時、試合でのパンチで頭を激しく打たれ、
脳にダメージを受けて、いわゆる
「パンチドランカー」
になってしまった人がいるんです。
辛いですよぉ~、
ほとんど「廃人」です。
今、乞食同然にあちこちの街をふらついて生きています。
たまに来るんですよ、ガソリンスタンドに。
乞食みたいな生活ですから、姿は
「乞食そのもの」
です。
でも、来る度に彼、言うんです。
「ここはいい!ここはボクの人生そのもの、
ボクが1番輝いていたそのままがここにはある!」
そう言っては泣くんです。
今の従業員は彼の事など知りませんから、
「くっせぇ~なぁ~。」
「営業の邪魔すんなよ!」
とか、ボロクソに言うんですが、
オヤジは来るとまず抱きしめるんです。彼を。
それで毎回毎回同じ事しか言わない彼の話を、
「うん、うん。へぇ~!そんなことあったんだぁ~!」
とか、まるで初めて聞いたように接してます。
いつの日だか、Berryさんオヤジに聞いたんです。
「なんでいつまでもあの人にああやってあげてるの?」
Berryさん言った途端いきなりビンタくらいました。(泣)
んで、ひと言、
「お前は誰に大きくしてもらったと思ってるんだ!偉そうに!」
その時ボクは、
「んな事は解ってるよ!オヤジだよ!」
って言ったんです、そしたら、
「お前はまだまだゼンゼン解ってないな。」
それだけ、たったそれだけでした。
独立して、お客様をさせて頂くのは、ボク1人ですが、
経理、営業、その他の事はボク1人では到底出来ません。
カミさん、両親、兄弟、その他近所の方々に支えてもらって何とかです、、。
お金はお客様から頂いてますが、
頂けるのは、ボク1人の力ではないんです。
そうつくづく思い知った今日この頃、
ふと思い出したオヤジの言葉、
「お前は誰に大きくしてもらったと思ってるんだ!偉そうに!」
やっぱオヤジはまだまだ大きい
「壁」
です、
尊敬してます。