【真価】
2月
11日
2009
「学問とは、人として踏み行うべき
正しい筋道を修行することであって、
技能に習熟するだけのものでは、
決してない」
=幕末に活躍した志士・橋本左内=
<伴五十嗣郎・全訳註『啓発録』講談社>
まず初めに、何が驚いたって、
この著書『啓発録』は、
自らの志を記す為に、
15歳の時に書かれたものなんです。
15歳ですよ!15歳!!!
彼はそれから11年後の安政6年(1859年)、
安政の大獄で小塚原刑場にて弱冠26歳で斬首されたのですが、
未だに読み続けられているこの『啓発録』。
後世の人々に(英訳もされて世界中の人々に読まれています。)
素晴らしい遺産を残して下さいましたよね。
さてさて本題。
物やお金は勿論、
「どう使いこなせるかが大切なのだ。」
とは、思っておりましたが、
才能や習得した技術までもが、
使ってこそ初めて価値が生まれるのだと痛感致しました。
しかも、自分の為だけに使うのでは意味が無い事も。
折角持っている才能や技術は、
やはり人の為、世の為に使ってこそ、
その本当の真価が現れて、
他人や世の中を幸せに出来るのですね。