【我欲か誠か】
3月
17日
2011
町人の物欲や性欲を
人間の根底にある欲望ととらえ、
それらの人々の姿をユーモラスに描いた
江戸期の俳諧師・井原西鶴は、
「世に、銭ほど面白き物はなし」
と言いました。
ついつい自分勝手な事ばかりを
優先し考えてしまう心と、
誠(他の為に捧げる)の心。
この二つの心のぶつかり合いが、
人生だとも言えるのではないでしょうか。
どちらの道を選ぶかは、
個人の全くの自由なのですが、
出来る事なら、
折角選べるのですから、
誰にも奪われる事のない、
「誠の行いの喜び(魂の喜び)」
を味わえる自分でいたいと思っております。