神保町九段下の美容室Berryのヘアパーマに関するよくある質問と答え
ストレートパーマと縮毛矯正の違いは
何なのでしょうか?
ストレートパーマと縮毛矯正の違いは
何なのでしょうか?
パーマの施術工程は、 前処理をし、
毛髪を膨潤・軟化させ、シスチン結合を切断し、
再結合させて、後処理となります。
まず、従来のストレートパーマは毛髪に含まれている
約12%のシスチン結合(Ker-s-s-Ker)の一部
(約20%)を、チオグリコール酸で還元・切断し、
柔軟可逆性にし、直毛方向にコーム等で
テンション処理した後に、
第2剤で酸化・定着させてその状態を
持続させようとする施術です。
手入れがし易く、あまり髪を痛めずに
髪型を保つ事が出来る為、
弱いクセの方への施術はこちらの従来の
ストレートパーマで充分だと思いますが、
欠点としてはやはりロッドで巻くパーマ同様に、
シャンプー毎に少しずつクセが
戻ってしまう事です。
そこで平成11年5月18日薬事法改正から、
クセがどうしても戻ってしまう髪質の方へ
新しい手法が施術出来る様になりました。
それがこれから説明する縮毛矯正です。
クセが戻ってしまう、
また濡れている時は落ち着いているのに
乾いてくると広がってしまうというのは、
髪の科学的構造上、主鎖に対し側鎖結合の中でも
最も多い水素結合が関与しているからで、
水素結合は水分により簡単に切れるのですが
乾燥させればまた再結合する性質が
あるからです。
この水素結合を再び水分によって
切断されにくくすればシスチン結合の還元と
酸化との相乗効果で戻りにくくなる。
それを可能にしたのが、
縮毛矯正と言われるストレートパーマで、
従来のパーマの方法後アイロンによる
熱処理をすることにより切断されにくい
水素結合を作り、
矯正後の戻りを著しく防ぐ施術です。
簡単にまとめてみますと、
基本的にストレートパーマは一時的に
髪の構造を変えてストレートにする物で、
通常のロッドで巻くパーマと要は
同じですから、時間が経つと少しずつ
クセは戻ってしまいます。
縮毛矯正は髪の構造から矯正しますので、
半永久的に持ちます。
ただし、勿論根元は伸びてきますので、
時間が経つと根元のクセやボリュームは
出てきてしまいます。
両施術ともストレートパーマには
変わりはありませんので、
ご自身のクセ・持続性・髪質
・髪量を考慮して選ばれるといいと思います。